だいぶ冷えてきました。
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ついこの間まで夏日だったのが、一気に朝夕が冷え込んできました。
そのせいか風邪をひいいてる方が多いようです。
目には見えない大気圧の変化は、意外と体が一番感じるところのように思えます。
よく気圧が下がりだしたりすると、だるさや身体のむくみを感じたり頭痛がしたりと人によって感じる愁訴は様々です。もちろん気圧が上がりだすと同じく弱っている身体の一部に急性の痛みを感じたりすることもあるようです。
気圧の変化は睡眠の質にも影響を与えているとも言われています。
1気圧は1013.25mbar(=hPa)。
気候の気圧の変化を普段見てますと、30hPa前後の変化ぐらいでしょうか。天候が悪くなると気圧が下がり、晴天に向かうと気圧が上がります。
好天から悪天へ変わるときの気圧低下は、高度でいうと100m上昇に相当するそうです。それは、標高500メートルまでは、地上から100m毎の上昇で11.6hPaごとに気圧が減少するということになります。ずっと好天でも、日中の気温変化1℃変化すると高度でいうと30m分の気圧変化があるそうです。
ちなみに500mから1000mまでは、500mまでのに比べ11.2hPa/100mと僅かに減るようです。
気圧の変化は、自律神経に影響するとも言われています。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。気圧が上昇すると交感神経が刺激され、また気圧が下がりだすと副交感神経が刺激されるようです。このわずかな変化に対して感受性の高い方、言い換えれば刺激に対する閾値(許容範囲)が狭い方はこれを敏感に感じるのでしょう。
我々は常に普段あまり考えることもない大気圧の変化とともに生きていますが、気温の変化とともに自律神経などを介して身体に影響を与えているを知ることで日頃の健康状態を意識することができるのではないでしょうか。
もし高層ビル、高層マンションで一気に100m(高層マンションで言えば30階あたりでしょうか)上昇、下降した場合、大気圧の変化が自立神経に影響をが与えていることになのでしょうね。