非接触での不良肉芽の除去
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患者さんの会話の中で偶然のアイデアから歯科用レーザーWaterless®を使ったかなり興味深いことをトライすることになりました。その方法は普通の自家歯牙再植術に併せて歯根の壁面に付着した不良肉芽(歯根にできたクラックや不良根管治療によって押し出されたデブリによって発生したオブラートのようにできた炎症によってできた不良組織のこと)を一旦歯芽を抜歯してWaterlaseでその面でできた不良組織を物理的な手指の力を使うスケーラを使わずにきれいに非接触で乾燥させず除去し、また歯を元の位置に戻します。もちろん、その前に根管内部も以前投稿でお話した内容を踏まえて処置した上での施術でかつ、壊さずに抜歯でき、20分以内に戻してあげることや他術後の手順などが条件になりますが、すべてのケースがとても治療したその後の経過がとても良いように感じます。今後このWaterlaseを使っての新たな施術法が他院で歯の保存を諦めて抜歯宣告されていたケースにも明るいニュースとなり得ると確信します。独り言でした。