医療用レーザーとはどのようなものですか?
医療用には様々な種類のレーザー機器があります。
診断として利用される血液の流出量を測定するタイプのレーザー機器などがありますが、処置に利用されるレーザーには、大きく2つに分かれます。
高出力レーザー
切開、凝固もしくは組織の蒸散といった利用に使われるもの。
これらは、一般に外科用レーザーと呼ばれるものであり、外科メスと置き換えることが可能です。
機能原理は、burning glass 作用(強い光が何かに吸収されるとき、光のエネルギーは熱エネルギーに変換)です。
低出力レーザー
細胞機能の刺激に利用することができます。細胞活性レーザーもしくは低レベルレーザーと一般に呼ばれます。
これらの生物学的作用は、外科用レーザーのように温熱による作用機序にのっとりません。
代わりにレーザーから発する純粋な光が細胞内で光化学反応を起こします。
太陽光や電球光では、このような効果は得ることができません。